このブログにはあまり描いていませんが、少しづつですが
3Dのソフトウェアを触っています。まあまだまだ実践ライン
には程遠いのですが、背景美術の仕事になにか役立た
ないかなぁと思いまして。 以前3Dのゲーム開発をして
いたときに、多少ツールを触る機会があって
(とはいってもゲーム開発のメインストリームのアプリでは
ありませんでしたが)多少補助的に3Dを利用して美術設定
などの作成をしていたことがあります。
でまあこんなソフトを発見したので、購入してみました。
Shade HomeDesign
Shadeの家シミュレーターです。こういったのだと
マイホームデザイナーとかが結構有名ですね。
上が図面
下がその3D画像です。カメラの位置を設定して
2D画像に出力できます。
Shade HomeDesignは図面に家具などをドラッグして
配置していくと自動で3D画面に反映されていく、
というのが特徴のようです。
実際にやってみましたが確かに簡単です。microsoftが
出しているvisioという図表作成ソフト(フローチャートとか
を描くソフト)に3D表示機能が追加されたといった
ような感じですか。
使ってみると確かにそこそこ面白いと思います。
難点としては、既存のサンプルファイルの数が
限られていること。
またほかのソフトで作成したデータのインポートが
Shadeにしか対応していない点でしょうか
(これはあくまでShadeファミリーのソフトだから
仕方ないことだとは思いますが)
Shadeは、建築パースやイラストレーターなどの世界では
使っている人も多いようですがゲーム開発には適して
いないソフトなため、ゲーム業界では利用率が低く
(というかほとんど聞きません)データがShadeにしか
対応していないのは正直汎用性が低くなって
しまいます。
また、3D画像の設定があまり細かく調整できない
のも難点ですね。ワイヤーフレームの線画抽出とか
できれば相当使えたんですがWW
自分のような背景美術への応用といえば、室内背景などを
描く際に、レイアウト作成のベースにする、といった応用が
可能かなと思います。 部屋の大きさ、物の配置などを図面上
で決めれば、同時にパースの3D画像が表示されますので、
3D画像を2D出力してそれをプリントアウト、それを基にして
線画を描いていく、というようなやり方ですね。
2DのADVゲームなどでは、室内の背景が多く登場しますので
局所的にではありますが使いどころは多いかもしれません。
まあ3D画像をそのままゲームで使うことは無理だと思いますが・・・
設定やカメラを動かしていろいろなアングルから。
ADVの立ち絵の乗るような背景(汎用背景)から
イベント絵の背景の構図の参考にもできると思います。
あくまで補助的なツールとして、ここから線を描きなおし
かつ家具や細かいディティールを線画で作成していく
ぐらいの使い方がよいと思います。
写真を参考にして線画を作成するのと同じような
感覚でちょうどよいぐらいですねW
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